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<平昌五輪>「舞い 跳べ」 羽生選手を金沢から応援

羽生選手の情報紙を作り続ける坂田さん=金沢市

 平昌冬季五輪フィギュアスケート男子に出場する羽生結弦選手(23)=ANA、宮城・東北高出=を、金沢市の会社員坂田俊明さん(58)が情報紙を作って応援し続けている。長男裕熙(ゆうき)さん(23)と羽生選手は仙台市の小中学校の同級生で、東日本大震災を経て縁を育んだ。16、17日の競技本番に向け、最新の第61号は「ベストな心と体で、舞い、跳べ!」とエールを送る。

 情報紙「羽NEWS(はにゅーず)」は2011年10月の創刊で、年10回程度発行。出場する大会の日程や結果を紹介し、宮城の話題や防災情報も取り上げる。年会費は1000円。会員は石川県を中心に約150人いる。羽生選手の実家にも毎号、郵送している。
 羽生選手との接点は10年以上前にさかのぼる。自閉症の裕熙さんは羽生選手と同じ仙台市七北田小、同中に通った。中学の特別支援学級の担任がスケート部顧問で「自分から話ができない息子と結弦君を先生がつないでくれた」(坂田さん)。
 震災後、泉区の自宅が半壊した坂田さんは一家で金沢市へ避難した。同市で11年6月に開かれたアイスショーの前日、坂田さんは地元関係者の紹介で羽生選手がいるリンクを訪れた。
 体調不良で足を運べなかった長男に代わって「裕熙って知ってる?」と聞くと、羽生選手が「忘れるわけないですよー」と明るく答えてくれたことがうれしかった。アイスショーにも家族を招いてもらい、この時の出会いに感動して応援する会をつくった。
 金沢の自宅には会員向けスペースを設け、羽生選手のグッズやパネルを置いている。裕熙さんと撮った小中学校時代の写真も飾っている。羽生選手がフリーに臨む17日は自宅に会員を招き、裕熙さんと一緒にテレビで応援する。
 坂田さんは「うちの子は障害があるけど、精いっぱい頑張ることで得られる可能性は結弦君と同じだと思う。けがを乗り越えて高みを目指す結弦君に力をもらった。五輪では本人が満足できる滑りができればいい」と話した。


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2018年02月15日木曜日


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