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震災時決死の救助 消防署員らが体験発表 仙台

震災当時の体験を語る小畑さん(左)

 消防署員らが東日本大震災での救助活動の体験を語る講演会「あの時私は…」が16日、仙台市若林区の3.11メモリアル交流館であった。切迫した状況で救助に当たった署員の話に、参加者約80人が聞き入った。
 津波で被災した若林消防署荒浜航空分署に当時勤務していた隊員2人が写真や映像をスライドショーで流し、震災での経験と思いを語った。
 ヘリで救助活動をした小畑真美さん(45)は津波が街をのみ込む瞬間を目撃。「救助が成功した例もあるが、救助できなかった人がいたことも事実だ」と、涙をこらえながら話した。
 小野寺修さん(43)は津波被災地で赤ちゃんをヘリでつり上げた。「当時7カ月の自分の子どもと重なった。自分が助けなければと強く思った。後世に経験を伝えていくのが自分の使命だ」と決意を述べた。
 交流館で開催中の消防署員らの手記を集めた展示会に合わせて開かれた。青葉区の無職古山智枝子さん(44)は「初めて隊員の話を聞いて衝撃を受けた。心の痛みが伝わってきた」と話した。
 参加者と七郷地区住民による語り継ぎボランティアの交流会もあった。


2018年02月17日土曜日


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