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<ベガルタ>前に出る意識共有 ボール奪い攻撃につなぐ

ミニゲームで積極的に攻め込む奥埜(中央左)

 「前へ」。キャンプ最後の練習試合は、選手たちが積極的に攻守を仕掛ける意識を確かめる場だ。昨季に威力を発揮した敵陣寄りでボールを奪い取り、少ない手数でゴールを目指す攻撃に磨きを掛けてきた。最高の結果を出し、約1カ月間にわたったキャンプの集大成にする。
 「下がるな」。紅白戦をピッチ脇で見守った渡辺監督が盛んに声を上げた。選手たちはラインを上げ、敵陣深くでプレスをかけ続けた。
 阿部は「まだ足りない。もっと前に行きたい」と意欲的。中盤でラインを押し上げた奥埜は「前から行くことを全員が意識しないとスペースが空く。前でボールを奪うことで攻撃の好機が増える」と意図を語る。
 練習前にはマンチェスター・シティー(イングランド)の試合映像を見た。全員がほぼ敵陣に上がって快勝した内容だった。「(選手に)『これをやれたらいいね』と話をした」と渡辺監督。「守備は前から、というのがうちの基本。全体の意識が共有できていると思う」と手応えを語る。
 キャンプではこれまで4回の練習試合を行い、主力同士の対戦は全勝。石原が「もっとやりたかった」と言うように実戦こそ限られたが、少ない機会で確実に成果を出した。渡辺監督は「試合の目的は勝利以外にない」ときっぱり。力を発揮した前を向く姿勢を忘れず、最後も勝利で締めくくりたい。(原口靖志)


2018年02月17日土曜日


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