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ヒシクイ飛来減少止まらず 最盛時の9分の1に 大崎・化女沼

 宮城県大崎市古川の化女沼で、ラムサール条約登録の契機となった国の天然記念物の渡り鳥「亜種ヒシクイ」の飛来数が激減していることが分かった。市によると、本年度は約760羽と前年度の2000羽超から半減。ピーク時の約6700羽(2002年度)の約9分の1にまで減った。
 地球温暖化に伴い、従来は中継地だった秋田県・八郎潟での越冬数が増えていることが大きな要因とみられる。釣り人や野鳥観察者が近づく化女沼を嫌い、登米市の平筒沼に移るケースもあるという。
 専門家からは、人の接近によるさらなる減少を防ぐため、観察場所を限定すべきだとの意見が出ており、市などが検討を進めている。渡り鳥の調査を続ける「雁(がん)の里親友の会」(大崎市)の池内俊雄事務局長は「気候要因も大きいが、一度飛来地を変えたヒシクイは元の場所に戻りにくい。できる限り対策を取るべきだ」と指摘する。


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2018年02月18日日曜日


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