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<平昌五輪>羽生選手連覇 故郷への思い支え

平昌冬季五輪フィギュアスケート男子のメダル授与式で、金メダルを手に笑顔の羽生選手(左)と銀メダルの宇野選手=平昌

 羽生選手は17日のメダル授与式で、満面の笑みで祝福に応えた。胸に去来するのは支えてくれた人への感謝、古里への思いだった。
 平昌の夜に金のメダルと羽生スマイルが輝いた。うれしそうに表彰台の中央に飛び乗る。メダルを掛けられると、右手で何度も握りしめた。
 両隣は後輩の宇野選手と、同じコーチの下で指導を受けるハビエル・フェルナンデス選手(スペイン)。喜びも倍増している表情だった。
 昨年11月に右足首を故障し、苦しい時期を過ごした。「生きていて良かった。応援してくれる人たちのおかげで、人生で一番幸せな瞬間になった」と感慨深げに語った。
 2012年、トップスケーターがそろう環境を求めカナダ・トロントに練習拠点を移した。それから6年。「東日本大震災の被災地の励みになる結果を出したい」。故郷への気持ちは色あせてなかった。
 試合後の記者会見。震災の話を振られ、少し考えてから答えた。「ソチで金メダルを持ち帰った時、たくさんの方の笑顔が見られた。また笑顔になってもらえればと思う」。一つ一つ大切そうに言葉をつないだ。
 今シーズン前は「震災があったから今がある」と語っていた。最高の結果で故郷に恩返しした。(平昌=佐藤夏樹)


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2018年02月18日日曜日


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