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<ベガルタ>阿部 点取り屋の輝き ゴール量産、高まる存在感

練習で軽快な動きを見せる阿部

 新加入のFW阿部がストライカーの輝きを増している。キャンプ中の練習試合でゴールを重ね、仙台のシステムである3トップの一角として存在感は高まる一方だ。プロ9年目、国内外のクラブでプレーした30歳は「けがなく1年間やるだけ」と静かに闘志を燃やす。
 得点能力の高さを存分に発揮している。公開された練習試合4戦のうち3戦で計4ゴール。1月29日のJ1鳥栖戦は後半終了間際に「ボールが来ると思った」とゴール前で待ち、こぼれ球を押し込んだ。10日のJ1広島戦はFW石原、MF野津田との速いテンポの連係からフリーで抜け出て決めた。両チームから点を挙げたのは阿部だけだ。
 「試合(公式戦)で決めないと意味はないが、最低限の感覚は維持できている」とまずまずの表情。それでも「(25日の)開幕まであと少しで、その先もシーズンは続く。長い目で見てレベルアップしたい」と向上心を忘れない。
 新天地で戦える喜びを感じている。J1のFC東京、蔚山(韓国)でプレーした昨季までの2年間の大半は股関節痛などに苦しみ、力を出し切れなかった。「けがしないのがどれだけ良いことなのか身に染みた」。体幹トレーニングなどでケアに努め、キャンプでは順調にメニューをこなす。渡辺監督が止めるまで走り込んだこともあった。
 「キャンプを通じ、周りの選手がどんなプレーをするのか分かってきた。一人一人のテンポに合わせながらも、自分のプレーをしっかりやりたい」。流動的に動く3トップの一員として、持ち味の力強いドリブルでアクセントを加える。
 ホームのユアスタ仙台でのプレーを待ち望む。仙台の対戦相手としてピッチに立ったことはある。「ブーイングとか受けて一体感があった。すごく楽しみ」。今季は大きな声援を力に歓喜のゴールを目指す。(原口靖志)


2018年02月18日日曜日


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