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<利府町長選>地元に根差す行政運営期待

 【解説】町制施行以来最多の4人が争った利府町長選は、熊谷大氏が羽川喜冨氏、吉田裕哉氏、大野尊行氏との新人同士の争いを制した。元参院議員の高い知名度がある上、勇退する5期目の鈴木勝雄町長の支援を受けるなど、事実上の後継者として戦ったことが大きい。
 4人とも保守系で支持層が重なり、明確な対立軸がなかった。概算事業費50億円の文化複合施設の整備は、吉田氏だけが中止で、他の3人は推進や一部見直しだった。
 熊谷氏は町政継続を訴え、鈴木町長は街頭演説などで「熊谷さんに後を任せたい」と援護した。公約では、目玉事業として小学校給食費の無料化を打ち出し、子育て世代に訴えた。
 町内では2020年、宮城スタジアムが東京五輪サッカー会場となり、イオンモール利府店の新棟ができる。新たなにぎわいが予想される中、長年の課題の公共交通機関の利便性向上が急務。高齢化が進む住宅団地住民へのケアも必要だ。
 町政停滞は許されない。選挙期間中にあった「国政復帰までの腰掛けでは」との批判を打ち消すためにも、地元に根差した行政運営が求められる。(多賀城支局・高橋秀俊)


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2018年02月19日月曜日


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