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<楽天>清水コーチ、攻めの走塁伝授「事前の準備が大事」 現役時代は代走で活躍、意識改革に新風

選手とコミュニケーションをとる東北楽天の清水1軍外野守備走塁コーチ(左)=15日

 東北楽天に今季加わった清水雅治1軍外野守備走塁コーチ(53)が、走塁改革を目指すチームに新風を吹き込んでいる。現役時代に代走として活躍した経験も生かし、「走塁は足の速さではなく事前の準備。あの走塁で勝てたと言ってもらえる試合を増やしたい」と意気込む。
 沖縄県金武町のキャンプでは、若手野手に明るく声を掛け、積極的にコミュニケーションを図る。「知識を吸収しようという意欲のある選手が多い。すごくやりがいがある」と日焼けした顔をほころばせた。
 ロッテのコーチを昨季限りで退任し、東北楽天から声が掛かった。「外国人選手が中心で細かいことはしないチーム。僕が行っても走塁を変えられるかな」と不安はあったが、中日時代にドラフト指名された時の監督だった星野仙一副会長(故人)に電話をもらい、「恩返ししないと」と引き受けた。
 チームに合流すると、フロントを含めて走塁改革への意識が高いことが分かった。オコエや田中、八百板、島井ら楽しみな若手が多く、岡島、銀次ら主力も協力的。「目指すのは盗塁数を増やすことではなく、ランナー三塁の場面を増やすための走塁強化。内野ゴロでも暴投でも1点になるし、監督の采配の選択肢も広がる」と意気込む。
 選手に伝えるのは事前の準備の大切さだ。一塁走者に立った時、相手の外野手の位置や利き腕など、多くの判断材料を頭に入れておけば、ワンヒットで三塁まで進める確率は上がる。「走塁改革は君たちの意識次第だ」と繰り返し説く。
 西武では現役を引退する38歳まで代走を務め、最近は日本代表のコーチを務めるなど選手、指導者として豊富な経験を持つ。
 梨田監督とは2009年の日本ハムコーチ時代に一緒にリーグ優勝を達成した。島根・浜田高の後輩でもあり、「浜田では再び同じユニホームを着ることを喜んでくれている。監督がサインを出しやすい状況をつくり、優勝に貢献したい」と話した。(野仲敏勝)

 [しみず・まさじ]島根・浜田高−三菱自動車川崎。1989年にドラフト6位で中日に入団し、西武との2球団で俊足の外野手として活躍した。02年に引退後は西武、日本ハム、ロッテでコーチ。昨年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップで日本代表の外野守備走塁コーチを務めた。


2018年02月20日火曜日


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