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福島県産ヒラメ、輸出へ味と鮮度アピール タイのシェフら招く

ヒラメの水揚げを見学するタイ人シェフら

 福島県沖のヒラメをタイへ輸出しようと、日本貿易振興機構(ジェトロ)は19日、バンコクにある日本料理店の関係者を相馬市に招いた。松川浦漁港で水揚げを見学したシェフらは、ヒラメの鮮度の良さや安全性などを確認。2月末に予定する第1便の発送に向けた試験輸送も行われた。

 県産ヒラメの輸出を巡っては、松川浦漁港の市場関係者がタイ専門商社と商談を進めている。東京電力福島第1原発事故後、福島産の海産物を海外展開させる初の試みとなる。
 視察に訪れたのはタイ人のシェフ3人とオーナー1人の計4人。県の担当者が放射性物質の検査体制などを説明し、相馬原釜魚市場買受人協同組合の佐藤喜成組合長は「質の高い相馬の食材をぜひ取り扱ってほしい」と呼び掛けた。
 すし店を経営するジャックリット・サイソンムブーンさん(37)は視察後「ヒラメはタイの消費者にも人気。刺し身やすし種として使いたい」と話した。相馬双葉漁協の立谷寛治組合長は「相馬産の魚のおいしさを世界にアピールできる絶好の機会だ」と期待した。
 商社のアライド・コーポレーション(横浜市)によると、第1便出荷に合わせて県やジェトロと連携し3月、現地の20店舗で販促事業を展開する。3月末までに1トンを輸出し、継続的な出荷につなげる。


2018年02月20日火曜日


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