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震災記録の保存 課題共有 福島大研究者ら活動報告 仙台でシンポ

震災の教訓継承の在り方を議論したシンポジウム

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の教訓継承をテーマとしたシンポジウムが24日、仙台市青葉区の東北大片平さくらホールで開かれた。被災地の研究者や行政関係者らが震災記録の保存活用の現状を報告し、課題を共有した。
 シンポジウムは「ほんとの空が戻る日まで〜震災の記録と教訓を残し、未来に活(い)かす」と題し、福島大が主催。市民約130人が来場した。同大の研究者らが、災害時の行動力を高める防災教育の実践や、原発事故関連の資料収集といった取り組みを解説した。
 被災3県の関係者らによるパネル討論も行われた。福島大うつくしまふくしま未来支援センターの瀬戸真之特任准教授は、ドローンを活用した景観の記録などの活動を紹介。「原発事故は世界各国から注目されており、被災地の変化を捉えることも重要な記録だ」との認識を示した。
 岩手県山田町の震災記録誌の編集を担当した同町職員佐藤孝雄氏は「教訓と反省を残すことは、人命を守るという最大の公益につながる」と強調した。


2018年02月25日日曜日


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