宮城のニュース

<震災7年>福祉仮設活動を報告 6年の歩みたどる

被災者支援や地域づくりについて意見を交わした報告会

 石巻市のグループホーム型福祉仮設住宅「あがらいん」が3月末で閉鎖するのを前に、約6年間の歩みを振り返る活動報告会が25日、同市の石巻専修大で開かれた。あがらいんを運営する仙台市の全国コミュニティライフサポートセンター(CLC)が主催し、関係者ら約20人が参加した。
 あがらいんは2011年12月開設。東日本大震災の被災者の緊急一時生活支援を行ってきた。家庭内暴力(DV)被害者や仮設住宅での生活が困難な被災者の一時避難先として、約6年間で60件の宿泊利用があり、約7割がそれぞれの住まいに戻り、自立した。
 報告会では、活動実績の報告後、行政の担当者や大学教授らがパネル討論を行い、これまでの活動を今後の地域づくりに生かす方法などを考えた。
 CLCの池田昌弘理事長は「関係機関と連携した、一人一人に合わせた支援で、地域で暮らしたいと望む利用者の思いに応えられた」と振り返った。
 あがらいんは、住民らの交流を促進する地域食堂や定期イベントも開催し、被災者を地域で支える体制づくりに注力した。東北福祉大の高橋誠一教授は「住民らが互いに支え合う力が必要。つながりを持ち続けることが大切だ」と指摘した。


関連ページ: 宮城 社会

2018年02月26日月曜日


先頭に戻る