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<国分町>歩み一冊に 江戸時代は問屋街→金融街→今は歓楽街

国分町の歴史を記録した記念誌「国分町物語」

 東北一の歓楽街、仙台市青葉区国分町の歴史をまとめた記念誌「国分町物語」が昨年12月24日に発行され、人気を博している。地元関係者が時代とともに大きく変遷した街をエピソードや写真、地図で分かりやすく紹介。飲食店や県内外の国分町ファンから問い合わせが相次いでいる。

 飲食店経営者や住民らでつくる国分町親交会が、街の歩みを記録に残そうと計画。有志ら4人が編集に携わり、戦前や戦後の状況を知る店舗経営者ら9人にインタビューなどをした。空襲で焼ける前の地図と、高度経済成長期の昭和39年ごろの地図を重ね合わせた比較図も載せている。
 現在の国分町は歓楽街だが、江戸時代は仙台城下の商業の中心地の一つで問屋街だった。戦前は金融街として栄え、仙台空襲で焼けた後、復興の段階で歓楽街になった。街の表情を変え発展していった歴史を分かりやすく知ってもらうため、20ページの年表も付けた。
 発行された国分町物語は3000冊。1冊700円で有料配布したが、町内のスナックやバーなどのほか、国分町を訪れたことがある県外の人から問い合わせが多くあった。わずか2カ月ほどで残りは約700冊となったが、まだ問い合わせが続いているという。
 発起人で年表を作成した国分町親交会副会長の浅野るり子さん(57)は「国分町で生まれ育った私でも、知らないことがたくさんあった。いい酒のさかなになると思うので、(記念誌を置いている)飲み屋さんで気軽に手にとってほしい」と話す。
 連絡先は国分町親交会事務局022(723)2671。


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2018年02月27日火曜日


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