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双葉住民待望の引き渡し いわき・勿来酒井団地災害住宅35戸

3月に入居する住宅を確認した鈴木さん(右)と妻の禎子さん。一戸建てが立ち並ぶ区画にある=いわき市勿来町酒井

 福島県がいわき市勿来町酒井地区に整備していた東京電力福島第1原発事故の避難者向け災害公営住宅の一部が完成し、入居者への鍵の引き渡し式が26日、現地であった。団地は主として全町避難が続く双葉町民が入居し、コミュニティーを維持しながら避難生活を送る町外拠点となる。
 勿来酒井団地は敷地約5.1ヘクタールで集合住宅87戸、一戸建て72戸を整備。うち一戸建て35戸が完成した。他も4月に入居が始まる。
 団地には、双葉町の高齢者向けサポートセンターや双葉郡立の診療所、食堂などの商業施設が設けられ、生活支援の機能も備える。
 伊沢史朗町長は式典で「避難者の安定した住居確保が何よりの課題。入居者は新たなコミュニティーを築き、安心して生活を送ってほしい」と述べた。
 双葉町から避難し、福島市の借り上げアパートに暮らす鈴木重幸さん(77)禎子(よしこ)さん(77)夫妻には待ちに待った入居となった。気候が同じ浜通りの公営住宅の中でも、双葉町民が多い同団地を希望した。
 重幸さんは「風呂も大きいし住みやすそう。近くに釣り仲間もたくさんいるので行き来するのが楽しみ」と新生活に期待した。


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2018年02月27日火曜日


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