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<スマイルとうほくプロジェクト>宮城農高、4月の移転を前に仮設校舎の寮大掃除

流し台を磨く寮生たち

 東日本大震災で被災し、名取市内陸部の仮設校舎で授業を続ける宮城農高(生徒696人)で27日、遠隔地の生徒らが入る「自啓寮」の清掃活動があった。現在地東側に新築された寮に移り、建物を宮城県農業・園芸研究所に返還するためで、寮生は感謝の思いを込めて隅々まで磨き上げた。
 被災地に笑顔を広げる「スマイルとうほくプロジェクト」(河北新報社など主催)の一環で、麻生壮さん(47)ら協賛する花王グループの5人が協力。寮生30人が集会所や風呂、流し台などに分かれ、専用の不織布や柄の長い掃除道具を使って掃除した。
 寮長の2年後藤詩音さん(17)=石巻市=は「震災でお借りしていた寮だが、第二のわが家と言っていいくらい、たくさんの思い出がある。細かい所まできれいにし、感謝の気持ちを示したい」と話した。
 沿岸部にあった旧自啓寮は津波で被災し、2011年9月から現在の建物を借りていた。寮生は間もなく、4月に利用が始まる新校舎近くの寮に引っ越す。


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2018年02月28日水曜日


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