宮城のニュース

縫いぐるみが夜の図書館を冒険、本の楽しさ伝える 米国でも人気のイベント

縫いぐるみが本を選んでいるように見える写真を工夫して撮影する職員たち

 子どもたちに読書を楽しんでもらおうと、仙台市若林図書館(若林区)が一風変わった企画「ぬいぐるみおとまり会」に取り組んでいる。来館した子どもから日頃大事にしている縫いぐるみを預かり、閉館時間帯の館内で本に親しんでいる様子を撮影、返す際に写真を贈る趣向。同館は「写真を見て喜ぶ子どもたちの笑顔がうれしい。今後も続けたい」と手応えを感じている。

 同様の企画は、米国の公共図書館で人気イベントとして定着している。日本でも5年ほど前から、小学生以下を対象に各地の図書館が導入。若林図書館では、首都圏を中心に約70図書館の管理運営業務を担う「ヴィアックス」(東京)が、同館の指定管理者となった2015年度に始めた。
 3回目となった本年度は、近所の3〜9歳の15人が21日にお気に入りの縫いぐるみを1体ずつ持参。休館日の22日、職員たちが、縫いぐるみが読書したり書架を整理したりしているように見える写真を撮影した。
 23日に縫いぐるみを迎えに来た子どもたちに5〜6枚の写真を収めたミニアルバムをプレゼントし、合わせて職員お薦めの絵本を貸し出した。
 テディベアを預けた七郷小2年板橋柚月さん(8)は「図書館にはあまり来たことがなかったけれど、絵本は好き。写真をずっと大切にしたい」とにこにこ。
 岡崎修子館長は「縫いぐるみを通して図書館の仕事を疑似体験し、地域の図書館が果たす役割を知る機会にもなればいい」と話す。新年度以降も毎年行う予定という。


関連ページ: 宮城 社会

2018年02月28日水曜日


先頭に戻る