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震災風化防止へ伝承看板を設置 岩沼・千年希望の丘に

看板の前で設置趣旨を説明する東北地方整備局職員

 東北地方整備局などでつくる「東日本大震災メモリアル施設整備実行委員会」は津波の威力を減衰させる岩沼市内の緑の防潮堤「千年希望の丘」に震災を伝承する看板を設置し、現地で28日、お披露目した。震災の記憶の風化を防ぐプロジェクトの一環で、今後も被災地に同様の看板を設ける。
 看板は縦横約0.9メートル、高さ約1メートルで、14基ある丘のうち北端の1基の頂上に据え付けられた。津波で冠水した仙台空港を望む場所にあり、発生当時は空港に1日当たりポンプ車を最大25台投入して排水し、震災発生から5日後には滑走路の暫定利用が可能となったことなどを記している。
 東北地方整備局の津田修一局長は「多くの方にこの場所に立ってもらい、当時、何があり、どう復興したのかを看板から感じてもらいたい」と述べた。
 委員会は同局のほか岩手、宮城、福島3県と仙台市で構成。丘の上に加え、救援ルートや航路のがれき除去を伝えるため宮古市役所敷地内と仙台港の各1カ所にも看板を設置した。さらに増やしていくという。


2018年03月01日木曜日


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