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日米懸け橋 娘の夢ずっと 震災犠牲ALTテイラーさんの父親ら小学校訪問

英語で絵本を朗読するジェフリーさん(右から2人目)とアンディさん(3人目)

 宮城県石巻市の小中学校で外国語指導助手(ALT)を務め、東日本大震災で犠牲になった米国人テイラー・アンダーソンさん=当時(24)=の父アンディさん(60)と弟ジェフリーさん(27)が1日、同市渡波小(児童244人)を訪れ、絵本の読み聞かせなどをして児童たちと交流した。

 2人は5年生38人に英語の絵本を読んだ後、アンディさんが目隠しをして雪だるまの絵に目や鼻や口を貼る福笑いのゲームを楽しんだ。児童たちはソーラン節を披露し、2人は「素晴らしい」と拍手を送った。
 同校はテイラーさんが英語を教えた小学校。震災後にアンディさんらが設立したNPO法人「テイラー・アンダーソン記念基金」が寄贈した木製の書架には英語の児童書など400冊以上が収められ、「テイラー文庫」として児童に親しまれている。
 2人は2月28日から石巻市を訪れ、市内の小学校や日和山公園などを巡った。2日は雄勝小にテイラー文庫の書架を贈呈する。
 アンディさんは「娘を引き取りに初めて石巻に来てから10回目の来訪。震災から7年たつのは早い。これからも子どもたちが夢を持つきっかけをつくる手伝いをしたい」と語った。
 記念基金はテイラーさんの「日米の懸け橋になりたかった」という遺志を継ぎ、テイラー文庫の寄贈の他に両国の大学生が相互に交換留学する交流事業などを展開している。


2018年03月02日金曜日


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