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<卒業式>歩む、復興の日まで 福島県ふたば未来学園1期生が巣立つ

初の卒業式で校歌を歌うふたば未来学園高の1期生ら

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に見舞われた福島県双葉郡に2015年度に開校した福島県ふたば未来学園高(広野町)で1日、初の卒業式があった。1期生140人が次のステージに向け、学びやを巣立った。
 140人のうち92人は第1原発が立地する大熊、双葉両町を含む双葉郡出身。原発事故後、さまざまな形で避難を経験した。
 丹野純一校長は「人前で話せるようになったり家族や友人に向き合えるようになったり、小さな変革者が何人も生まれた。自立、対話と協働、創造が自由に人生を生きるための礎になる」と激励した。
 答辞で鯨岡洋星(ひろせ)さん(18)は「私たちは復興へ向けて学びを深めた。それぞれが心から復興を感じられる日まで着実に歩んでいく」と誓った。
 鯨岡さんは広野町出身で初代生徒会長。部活動はサッカーに取り組み、福島県立医大に推薦で合格した。式の後、「歴史をつくり、在校生にバトンを引き継げた。将来は地域を支える医師になりたい」と語った。
 1期生は約100人が大学や専門学校などに進学。約30人が就職する。
 ふたば未来は復興を担う人材を育てようと、広野中校舎を借りて開校。原発事故で生徒数が減り16年度末で休校した郡内の県立高5校に代わる形で設けられた。町内に新校舎を整備し19年度に中学を併設する。


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2018年03月02日金曜日


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