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<飯舘村102歳自殺訴訟>東電控訴せず 賠償命じた判決確定へ

 東京電力福島第1原発事故による強制避難を前に当時102歳だった福島県飯舘村の大久保文雄さんが自殺したことを巡り、東電は1日、遺族3人に対する計1520万円の賠償を命じた福島地裁判決を受け入れ、控訴しない方針を明らかにした。東電は同日、原告の遺族側に意向を伝えた。
 遺族側も控訴しないことを決めており、判決が確定する。原発事故と自殺の因果関係を認め、東電に賠償を命じた判決の確定は3例目となる。
 東電は「判決内容を踏まえ、総合的に判断した」と説明。大久保さんに対し「心よりご冥福をお祈りする」との談話を出した。
 大久保さんの次男の妻で原告の一人、美江子さん(65)=南相馬市に避難中=は「じいちゃんに『良かったね』と声を掛けたい。東電は線香の一本でもあげてほしい」と話した。
 福島地裁は2月20日の判決で「帰還の見通しすら持てぬまま、避難を余儀なくされたことが最終的な自死の引き金になった」などと結論付けた。


2018年03月02日金曜日


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