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心に刻もう学びやの145年 気仙沼・小原木小が今月閉校

興味深そうにパネルを見て回る子どもたち

 児童数減少に伴い近隣の小学校と統合するため、今月閉校する宮城県気仙沼市唐桑町の小原木小(児童32人)が、145年の歴史を伝える取り組みに力を入れている。公民館では学校に保存されていた貴重な資料を公開。保護者や住民と協力して記念誌づくりも進める。
 同校に残る学校日誌をパネル展示した「栄え いやませ たくましく〜小原木小学校ものがたり〜」が2日、閉校式がある18日までの日程で、同市唐桑町の小原木公民館で始まった。
 1920年代以降の学校日誌の写真など約100点を展示。学校日誌を研究する宮城学院女子大の大平聡教授の協力で実現した。
 日誌によると1933年にあった昭和三陸地震の翌年に避難訓練を実施。太平洋戦争が始まった41年12月8日付には「米英に宣戦布告す」と記されている。
 初日は同校の児童が大平教授の説明を受けながら展示物を見て回った。6年の千葉柚恵瑠(ゆえる)さん(12)は「今とは全然違う、昔の様子が分かって面白かった」と感想を述べた。
 同校は1873年に開校。今春卒業する6年生を合わせ、総卒業生は4001人に上る。複式学級の解消を図る市義務教育環境整備計画に基づき、4月に唐桑小と統合する。
 学校と保護者、住民らが協力し昨年6月から編集した記念誌もほぼ完成。A4判約100ページ。1946年度以降の卒業生の集合写真と名簿が網羅されている。
 卒業生らに小学校時代の思い出に浸ってもらう校舎の一般開放も2日始めた。菅原義之校長は「小原木小の歴史を、心の中にしっかりと残しておいてほしい」と話している。


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2018年03月03日土曜日


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