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羽生選手に国民栄誉賞 政府方針五輪連覇の偉業、国民に感動や勇気

[羽生結弦(はにゅう・ゆづる)]14年ソチ五輪で日本男子初のフィギュアスケート金メダル。平昌五輪で66年ぶりとなる2連覇を達成。世界選手権は14、17年に優勝。13〜16年にGPファイナル4連覇。SP、フリー、合計でいずれも世界歴代最高記録を持つ。カナダのトロントが練習拠点。宮城・東北高出、ANA。172センチ、57キロ。23歳。仙台市出身。

 政府は、平昌(ピョンチャン)冬季五輪のフィギュアスケート男子で2大会連続の金メダルを獲得した羽生結弦選手(23)=仙台市出身、宮城・東北高出=に国民栄誉賞を授与する方針を固めた。菅義偉官房長官が2日の記者会見で、安倍晋三首相が授与検討を指示したと発表した。けがを乗り越えて果たした66年ぶりの偉業が、国民に感動や勇気を与えたと評価した。決まればスケート界で初めて、冬季五輪の金メダリストでも初となる。個人としては最年少での受賞となる見通しだ。
 菅氏は「五輪連覇は社会に明るい夢や希望を与え、東日本大震災の復興への力強いメッセージとなった」と強調した。政府は首相指示を受けて、有識者の意見を聴取し、正式決定する。授与式の日程は調整する。
 首相は2日の参院予算委員会で平昌五輪に関し「羽生選手の2大会連続金メダルをはじめ13個のメダルを獲得した。今回の盛り上がりを2020年の東京大会につなげていきたい」と述べた。
 羽生選手は14年ソチ五輪で、フィギュア日本男子初の金メダルを獲得。昨年11月の右足首の負傷を乗り越え、平昌五輪では2月17日のフリーで4度の4回転ジャンプを跳ぶ渾身(こんしん)の演技を披露し、日本勢の大会金メダル第1号となった。海外メディアからも大きな称賛を浴びた。菅氏は会見で「まさに歴史に残る快挙だ」とたたえた。
 4歳でスケートを始め、11年に地元・仙台市のリンクで練習中に東日本大震災が発生。避難生活を余儀なくされた経験もある。
 五輪の金メダリストではレスリング女子の吉田沙保里選手、伊調馨選手(八戸市出身)、柔道の山下泰裕、女子マラソンの高橋尚子両氏に授与されている。
 国民栄誉賞は1977年に創設。スポーツや芸能、文化などの分野で功績を上げた26の個人・団体が受賞している。
 2月13日には将棋界史上初の「永世七冠」を成し遂げた羽生善治、囲碁で初めて七冠独占を2度果たした井山裕太両氏に贈られた。


2018年03月03日土曜日


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