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<ベガルタ>難敵の堅守打ち破れ 臨機応変の攻めを再び

ミニゲームで軽快な動きを見せる(左から)野津田、奥埜、ジャーメイン

 リーグ戦1勝7敗。14年途中から渡辺監督が率いる仙台にとって、FC東京は苦手な相手の一つだ。ここ3季は白星がなく、昨季はYBCルヴァン・カップを含む3戦で無得点9失点と惨敗。柏との開幕戦で見せた臨機応変な攻撃を引き続き発揮し、堅守を誇る難敵を今度こそ打ち破りたい。
 FC東京は開幕戦で浦和に1−1のドロー。強力な攻撃を耐え、セットプレーでの最少失点にとどめた。日本代表の森重、韓国代表の張賢秀の両センターバックを軸に守備の意識が高く、今季就任した長谷川監督の手堅い戦術も合致する。
 渡辺監督は「守備が堅いのは覚悟している」と警戒。ゴールに近づくために「ワイド(両サイド)や相手が引いた手前のスペースを使うなど、攻めるセオリーはある」と策を練る。
 1−0で快勝した柏戦でつかんだ手応えがある。実質は中盤を厚くした「3−5−2」でスタートしたが、攻撃では2トップにボールがうまく収まらなかった。そこで、中盤に入った野津田が積極的に前線に出て基本布陣の「3−4−3」に近い陣形に修正し、リズムを取り戻した。野津田はJ1で走行距離1位の12.85キロと走りまくった。
 野津田は「昨季は自分たちの形を貫いたが、今は相手の良さを消す柔軟性が出てきた。勝てたらもっと波に乗っていける」と自信を見せる。柏戦でJ1通算100試合出場を果たした奥埜も「試合の中で課題を改善したい」と誓う。培った修正力の真価が試される。(原口靖志)


2018年03月03日土曜日


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