宮城のニュース

<仙台満店>風味引き出す天然酵母 一押しは総菜パン

「ベーコンとほうれん草のチャバタ」(259円)、「たっぷりキャベツとトマトのHOTDOG」(345円)などの総菜パンが人気。旬の野菜を使うため、時季によって商品が異なる
おいしい食べ方や保存方法を壁に掲示。店主の「パン愛」が伝わってくる
発酵した生地をオーブンに入れる沼田さん。「何万回作っても、焼き上がる瞬間はドキドキします」

◎パン/THE BREAD BAR(ザ ブレッド バー)(仙台市若林区)

 今月のテーマは「パン」。トップバッターは、仙台市地下鉄東西線荒井駅前にある「THE BREAD BAR(ザ・ブレッド・バー)」です。
 爽やかなスカイブルーで縁取られたドアを開けると、いい香りでいっぱい。バゲットや食パンの他、野菜やフルーツ、チーズなどを焼き込んだバラエティー豊かな約30種類が並びます。これら全部を1人で仕込み、焼く働き者の店主は、沼田雅子さん(35)。パン好きが高じて脱サラ、有名ベーカリー数社で8年修業を重ね、2015年に独立しました。
 仕込みの要は、小麦粉から起こす自家製の液体天然酵母。見せてもらうと、とろりとした液状で、ヨーグルトに似た乳酸菌の香り。こねるときに混ぜ、低温で一晩じっくり熟成させると、小麦のうま味と香りを最大限に引き出してくれるそう。「大事なのは酵母が働きやすい環境。パン職人は生き物を扱っているんです」
 一押しは総菜パン。沼田さんがほれ込んだ、同じビルに入る農家レストラン「もろやファームキッチン」の採れたて野菜をたっぷり使っています。特に気に入ったのは、ジューシーな野菜の甘みが生きた「たっぷりキャベツとトマトのHOTDOG」、肉厚なネギと小麦のハーモニーが絶妙な「ベジチャバタ」。かみしめるほど深い味わいが広がり、食べた後まで香りが残ります。
 他にも、湯種(ゆだね)製法でしっとりモチモチの食感を追求した食パンなど、全種類買ってしまいそうになる「罪な」パン屋さんですよ。(鶴)

<メモ>仙台市若林区荒井6の12の2ヤマカビル1階▽午前10時〜午後7時、パンがなくなり次第終了▽日・月曜定休、イベント出店などによる臨時休業日はフェイスブックで知らせる▽一番人気は「国産小麦の食パン」(313円)。タルトなどケーキや焼き菓子の販売もする▽022(702)0356。


関連ページ: 宮城 経済 仙台満店

2018年03月05日月曜日


先頭に戻る