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早春の風物詩が復活 震災で中断の気仙沼大島耐寒ハイキング

十八鳴浜を歩く参加者たち

 東日本大震災で中断していた宮城県気仙沼市の離島・大島の恒例行事「気仙沼大島耐寒ハイキング」が4日、7年ぶりに復活した。島の海岸沿いを1周するかつてのコースと違い、島内の名所を集中的に回る約6キロの道のり。好天に恵まれ、参加者が島の魅力を楽しんだ。
 大島の自然を満喫し、震災からの復興状況を見てもらうのが狙いで、市内の魅力づくりに取り組む住民団体「ば!ば!ば!プロジェクト」が企画した。
 市内外から約20人が参加した。地元ボランティアの説明を受けながら、美しいリアス海岸を一望できる亀山や地元の神社を探索。震災前のコースにはなかった国の天然記念物に指定されている十八鳴浜(くぐなりはま)も巡った。
 名古屋市千種区の会社員高田千佳さん(53)は「大島の自然の美しさを堪能できた」とうれしそう。気仙沼市の会社員鈴木清子さん(33)は「息子と一緒にのんびり楽しめた」と喜んだ。
 耐寒ハイキングは1985年に始まり、震災直前の2011年3月6日まで続いた。休暇村気仙沼大島が企画し、毎年、県内外から100人近くが参加。16キロのコースを歩いていた。
 沿岸を回る以前のコースは津波で被災したため12年以降は休止。復旧工事が進み安全な道のりが確保できたことから、住民団体が新たなコースで復活させた。住民団体の担当者は「震災前に参加していた人も参加していた。大島の魅力を十分に味わえたと思う」と話していた。


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2018年03月05日月曜日


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