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震災遺構で学び備える 言語ボランティア研修

荒浜地区の模型を前に、案内役のスタッフ(右端)から被災状況の説明を聞くボランティア登録希望者ら

 仙台市災害時言語ボランティア研修会(仙台観光国際協会主催)が、東日本大震災の震災遺構として活用されている旧荒浜小(若林区)などを会場に行われた。実際の被災現場を見て、ボランティア意識を高めてもらおうと企画した。
 研修会は2月24日にあり、新規登録希望者8人を含む計17人が参加した。旧荒浜小では案内役のスタッフから、津波到達時の様子のほか、避難住民や児童ら320人が救助されるまでの経過を聞いた。
 せんだい3.11メモリアル交流館では、参加者全員によるミーティングを実施。震災を経験したベテランボランティアが当時の体験談を紹介した。
 参加した東北大のマレーシア人留学生ナルザリ・ビン・ムハマド・ハイリル・アムリさん(22)は2015年に来日した。「東日本大震災のような大災害が発生した時、日本語が分かる人がいたら心強いと思う。自分の語学力を生かして人助けをしたい」と話した。
 仙台市に暮らす外国人は17年4月現在、1万1972人。市災害時言語ボランティアは市が大災害発生時に立ち上げる多言語支援センターで、災害情報の翻訳やラジオによる各種情報発信などで中核的な役割を担う。今年1月末現在、65人が登録し、英、中、韓、ベトナム、インドネシアなど計17言語に対応している。


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2018年03月06日火曜日


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