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<蔵王山>噴火警報解除 警戒レベル引き下げ

蔵王連峰を望む遠刈田温泉街。客足の回復に期待感が広がる=6日、宮城県蔵王町

 仙台管区気象台は6日、宮城、山形両県にまたがる蔵王山(蔵王連峰)で、小規模な噴火の可能性が低くなったとして、1月30日に発表した噴火警報(火口周辺)を解除し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げた。

 警戒対象となった宮城県蔵王町、川崎町、七ケ宿町、山形市、上山市は同日、想定火口域(馬の背カルデラ)から約1.2キロの範囲の避難勧告を解除した。
 管区気象台によると、蔵王山は1月28日に火山性微動が発生し、カルデラの南方向が隆起する地殻変動を観測。30日には観測史上最大規模の微動があり、火山活動が一時、活発化した。
 地殻変動は31日ごろ緩やかになり、2月4日以降は停滞が続く。微動は1月28日以降、計6回あったが、2月8日を最後に約1カ月、観測されていない。お釜付近が震源とみられる火山性地震は1月27日以降、計75回を数えたが、1日10回以上の日は1日しかなく、少ない状態で推移する。
 記者会見した管区気象台の長谷川嘉彦火山防災情報調整官は「上空からの観測でも、お釜を含む蔵王山周辺に異常は認められていない。カルデラから約1.2キロの範囲に影響を及ぼすような噴火が起きる可能性は低くなった」と説明した。
 蔵王山は2013年以降、地震や微動が時々発生し、火山活動の高まりがみられることがあり、長谷川調整官は「警報解除後も山に入る際は火山情報に留意してほしい」と呼び掛けた。


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2018年03月07日水曜日


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