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<蔵王山>噴火警報解除 温泉街「ほっと一安心」自治体「春の観光に力」

 蔵王山(蔵王連峰)の噴火警報(火口周辺)が解除された6日、警報の対象となっていた宮城、山形両県の周辺自治体や観光関係者らはほっとした表情を浮かべた。
 「心から安心した」。蔵王温泉観光協会(山形市)の伊藤八右衛門会長は喜ぶ。警報発表後から「温泉街は火口から離れているので安全だと丁寧に説明するように」と協会の仲間に呼び掛けてきた。「多少のキャンセルはあったが、風評被害はなかった。お客さんも協会も冷静に対応できた」と振り返った。
 青根温泉旅館組合(宮城県川崎町)の原太一郎組合長は「心配していただけに、ほっと一安心。新緑の季節に向けて大きな弾みになる」と話した。
 遠刈田温泉旅館組合(宮城県蔵王町)の佐藤幸則組合長は「早く解除してほしいという思いが伝わった。春の団体旅行がキャンセルになっており、5月ごろまでの集客に影響が残るかもしれない。蔵王に来てもらえるよう頑張りたい」と気を引き締めた。
 蔵王町は6日夕、蔵王山火山警戒本部を解散した。町によると、2月20日時点で、遠刈田温泉の宿泊施設で約3500人、スキー場関連では主に「すみかわスノーパーク」の樹氷観賞ツアーで約4300人のキャンセルがあった。
 村上英人町長は「蔵王エコーラインが予定通り4月27日に開通するよう関係団体にお願いし、春の観光に力を注ぎたい。観光客に安心して来てもらえる環境を整えていく」と強調した。
 村井嘉浩宮城県知事は「早春の蔵王観光を担うエコーラインの4月開通に向け、にぎわいを取り戻す取り組みを速やかに行う」、吉村美栄子山形県知事は「住民、観光客、登山者の安全対策をしっかりしながら、観光振興に努めたい」とそれぞれ談話を出した。


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2018年03月07日水曜日


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