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<震災7年>手掛かり家族へ 女川海保が不明者捜索

冷たい海の中で行方不明者の手掛かりを捜す潜水士ら

 宮城海上保安部は7日、宮城県女川町石浜地区で、東日本大震災の行方不明者の捜索を行った。
 不明者の家族の要望などを踏まえて実施。家族から託された花束を海に手向けた後、巡視船「くりこま」の潜水士8人が午前と午後に約30分ずつ海中を探索した。海底に沈んだ車両の周辺を中心に捜索し、ナンバープレートなどを発見した。他にもおもちゃなどの生活用品が沈んでいる様子が確認できたという。
 藤田伸樹潜水班長(43)は「海中にはまだ、帰りを待つ家族に渡せるものが残っている可能性がある」と話す。
 七十七銀行女川支店で働いていた成田絵美さん=当時(26)=の手掛かりを捜す母の博美さん(57)は冷たい風が吹き付ける中、捜索を見守った。「『お母さん』と呼ばれなくなって間もなく7年。さよならも言わずに突然姿を消した娘のことを諦められない」と話した。


2018年03月08日木曜日


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