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仮設校舎の3年忘れない 名取・閖上中で最後の卒業式

仮設体育館で卒業証書を受け取る3年生

 東日本大震災の津波で宮城県の名取市沿岸部にあった旧校舎が被災し、内陸部の十三塚公園内の仮設校舎で授業を続ける閖上中(生徒54人)で8日、卒業式があり、最後の卒業生31人が学びやを巣立った。同校は4月、沿岸部に新校舎が完成した小中一貫校に移行する。
 渡辺峻校長は「閖上を誇りに思い、復興の中心となって活躍することを願う」と激励。卒業生を代表し、丹野楓加さん(15)は「校舎と体育館がなくなったとしても、私たちの3年間は確実に、ここに存在した。いつか十三塚の桜の下に集まり、思い出話をしよう」と級友に呼び掛けた上で、飛躍を誓った。
 閖上中では震災時、校舎に津波が押し寄せたほか、生徒14人が犠牲になった。2011年4月、閖上小と一緒に内陸部の不二が丘小で授業を再開。その後、さらに内陸側の現在地に仮設校舎を構えた。海から約2キロ地点に完成した閖上小中は4月7日に開校する。


2018年03月09日金曜日


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