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市発注工事最低制限価格で落札 栗原市と登米市

◎改修契約案を原案通り可決/栗原市議会

 宮城県栗原市は8日、同市志波姫の交流施設エポカ21の改修工事に関する一般競争入札で、落札額と最低制限価格が同額となった建築改修工事契約案を市議会2月定例会に提出した。市議からは価格決定の過程を疑問視する声が出たが、市は「適正競争の結果」と答弁し、契約案は全会一致で可決した。
 市が提案したのは老朽化に伴う施設の改修工事契約。6社が入札し、市内の建設業者が最低制限価格と同じ2億6796万6000円で落札した。
 千葉章副市長は「最低制限価格との差は2番目の業者が0.01%、3番目が0.3%と僅差。公正な競争が行われた結果だと考えている」と述べた。
 市によると、市発注の建築工事で最低制限価格と落札価格が一致したのは2007年に1件、10年に2件あった。市議会は同日、18年度一般会計当初予算案などを原案通り可決し閉会した。

◎採決を見送り常任委に付託/登米市議会

 宮城県登米市迫児童館新築工事の落札金額が最低制限価格と同額となり、8日の市議会2月定期議会で議員から「3億円近い工事の入札で千円単位までぴったり合うのは理解できない」などと入札過程に疑念を示す質問が相次いだ。
 入札は2月15日に一般競争入札であった。6社が参加し、仙台市の建設業者が最低制限価格と同じ2億7402万3000円(税抜き)で落札。市議会は「価格設定の方法などを再調査する必要がある」とし、工事請負契約締結の議案の採決を先送りし総務企画常任委員会に付託した。
 市は「業者の積算の精度が高かった結果と思われる。設計書の管理などに問題はなくフェアな入札だった」と答えた。
 市が過去5年の建築工事の入札状況を調べた結果、最低制限価格と同額の落札はこれ以外になかった。
 同児童館は同市迫町佐沼に2019年4月開館予定。約1350平方メートルの木造平屋で、遊戯室や集会室などを備える。


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2018年03月09日金曜日


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