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<JFL女川>希望のゴール 開幕戦、昨季王者ホンダに1−2

JFL開幕戦に臨む女川イレブン=2018年3月11日、浜松市北区都田町の都田サッカー場

 11日、静岡県浜松市のHonda都田サッカー場などで開幕し、東北社会人リーグ1部から昇格したコバルトーレ女川はホンダFCに1−2で敗れた。
 女川は前半21分に右サイドを崩されて失点。後半2分にもカウンターから追加点を許した。後半8分にMF黒田が直接FKを決め1点差に詰め寄ったが、その後は攻め手を欠いた。村田監督は「ひたむきに頑張る姿を見せてくれたことには満足している」と話した。
 東日本大震災から7年の節目に合わせ、試合前には両チームの選手らがセンターサークルで円陣を組んで黙とうをささげた。
 女川は次節の17日、アウェーでMIOびわこ滋賀と対戦。ホーム開幕戦は第4節の4月1日、石巻市の石巻フットボール場でラインメール青森と当たる。

=東北関係分
ホンダFC(3)        2 1−0 1 コバルトーレ女川(0)
                  1−1
流通経大ドラゴンズ龍ケ崎(1) 0 0−0 0 ソニー仙台(1)
                  0−0
ヴァンラーレ八戸(3)     1 1−0 0 東京武蔵野シティ(0)
                  0−0
MIOびわこ滋賀(1)     2 1−2 2 ラインメール青森(1)
                  1−0

◎ひたむきに一丸の攻め

 被災地に希望を届ける戦いぶりだった。コバルトーレ女川はJFL初陣を勝利で飾れなかったが、2連覇中の強豪に一歩も引かなかった。「技術の差はあっても気持ちで負けないようにした」。震災前からチームに所属する成田主将は胸を張った。
 地力には差があるから「全員で走ってボールを奪い、好機をつくるしかない」(村田監督)。圧倒的に攻められたが、積極的にプレスをかけてチャンスをうかがった。
 ひたむきな姿が実ったのがリーグ初ゴールだ。後半8分、左サイドの突破を図った野口が相手に倒されて得たFK。黒田の右足でゴールネットを揺らした。黒田は「みんなで取った1点。強豪相手に自分たちのサッカーができ、自信になった」と喜ぶ。
 震災によるチーム存続の危機を被災住民らの後押しで乗り越えた。今季は上位での残留を目指す。「JFLで長くプレーすることが自分たちの未来につながる」と村田監督。「3・11」に新たな歴史を刻んだ。(原口靖志)


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2018年03月12日月曜日


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