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<震災7年>須賀川市・藤沼ダム決壊の記憶つなぐつどいで住民ら献花 防災の決意新た

献花して手を合わせる住民ら=11日午前11時ごろ、福島県須賀川市長沼地区

 東日本大震災で決壊した福島県須賀川市の藤沼ダム近くの防災公園で11日、「記憶をつなぐつどい」が開かれた。濁流にのまれて7人が死亡、1人が行方不明となった被害を、地元住民らが伝えていく決意を新たにした。
 約80人が黙とうして献花した。あいさつした遺族代表の小針義男さん(57)は、下流域で暮らしていた母トシさん=当時(74)=を決壊事故で亡くした。
 「悲しみと喪失感は忘れられない」と語った小針さん。「藤沼湖は元の姿を取り戻しつつあり、私たちにできるのは未曽有の災害を後世につなぐことだ」と話した。
 地区出身の加藤和記実行委員長は「一年一年つどいを積み重ね、地域で防災の意識を高め、追悼の意を持ち続けたい」と述べた。
 藤沼ダムは修復され、2017年1月に試験湛水を開始。同年の春には農業用水の供給が再開した。防災公園は8月以降、被災した下流の3地域にそれぞれ整備された。


2018年03月12日月曜日


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