Feature特集

春だから お弁当を作って出掛けよう

2017.04.13号掲載

桜を愛でながら仙台を知る

花見シーズン真っ盛り。仙台の花見会場といえば、青葉区の西公園と宮城野区の榴岡公園が有名だが、市内各地には地元の人に親しまれているスポットもある。地域に根差した活動をしている2人と、河北ウイークリーせんだい読者代表のサポートスタッフ3人にお薦めを聞いた。(岡・巻)

 

地元っ子お薦め とっておきの桜

泉区の話題をゆる~く伝えるブログ「泉区+(プラス)」を運営する一般社団法人「プラス」代表理事の大向鼓太郎さん。お薦めは、泉区加茂の住宅街にある「長命館公園」だ。小学校の校外学習や家族連れでのピクニックなどに利用されていて、花見広場にはソメイヨシノやシダレザクラ約20本が植えられている。大向さんが「僕を含め地元の人は"風の子公園"と呼んでいます」と話す園内には展望台があり、晴れた日は太平洋が望める。4月15日㈯には「さくらまつり」がある。

大向さんが「青葉城以外の城が、こんなところにあったなんて!」と感動したという「松森城(鶴ヶ城)公園」(泉区松森)も地元っ子とっておきのお花見スポット。松森城の本丸跡には桜の木が数十本、南側斜面にも10本ほどの桜があり、のどかな風景が広がるそうだ。

泉警察署将監交番辺りから見えてくる将監風致公園の桜並木は、泉区民にとっておなじみの名所。「桜がアーチのようになっていて、すごくきれい。花を見ながらお散歩するには、ぴったりの場所です」と、大向さん。4月16日㈰に「将監桜まつり」が開かれる予定だ。

左市民によるステージ発表でにぎわう長命館公園さくらまつりの様子(2015年4月19日、一般社団法人プラス撮影)
作り方松森城(鶴ヶ城)公園の桜(2015年4月9日、一般社団法人プラス撮影)

 

発展途上の街に 添えられた花

地下鉄東西線荒井駅のすぐそばにある「もろやファームキッチン」のスタッフで、仙台市のまちづくり事業「WEプロジェクト」参加者でもある高橋直樹さん。一押しのスポットは、荒井駅前バスロータリーにある「浪分(なみわけ)桜」だ。東日本大震災の記憶を後世に残そうと、仙台市の主婦がつくる「はなはなプロジェクト」が津波到達地の近くに桜を植樹したもので、京都市の造園家、佐野藤右衛門さんが「祇園しだれ桜」を寄贈した。高橋さんは「まちづくりの発展途上で殺風景だった荒井に明るい花が添えられました。日々進化する荒井を訪れるお客さまをお迎えする〝顔"です」と話す。荒井駅にある「せんだい3・11メモリアル交流館」の屋上からは、眼下にこの浪分桜を見ることができ、また違った表情を楽しめるのだそうだ。

高橋さんのもう一つのお薦めスポットは、若林区の「仙台農業園芸センター」。季節ごとに花が植え替えられており、多彩な花を楽しめると評判だ。荒井駅から徒歩30分ほどなので、ウオーキングがてら訪れるのもいい。

左高橋さんが「たくさんの人に支えられている姿は他人事に思えない」と話す、荒井駅前の浪分桜(2016年4月6日、高橋さん撮影)
2ページにつづく

特集