Feature特集

鉃道大好きオヤジとぶらり旅

2017.09.07号掲載

七五三
支度はどう?

子どもたちの成長を祝う行事「七五三」。最近は早めに済ませる傾向があり、6月ごろから写真を前撮りし、流れる汗を拭きながらお宮参りする親子もいるという。とはいえ、本格化するのはこれから。衣装選び、記念撮影など最近の七五三事情を探り、晴れの日を迎えるためのアドバイスをプロに聞いた。(し)


余裕持ち臨機応変に

着物選び

お盆休みの一日。レンタル衣装やヘアメーク、着付け、写真撮影を手掛ける「KISEIマリアージュ」(太白区)に、かわいらしい声が弾けていた。

声の主は、伊東杏ちゃん(3)。ご両親に連れられ、試着の真っ最中だ。秋は幼稚園の運動会など行事が重なるので、9月中旬には写真を撮り、お参りを済ませる予定とか。お母さんはわが子をスマートフォンで撮影し、写真映えをチェックしていた。

同店では4月から前撮りを始めている。「3歳のお子さんは、3着ぐらい試着すると大抵飽きてきますね。7歳になると自分の好みがはっきりするので、お気に入りが見つかるまで数十着も試着するお子さんもいます」とスタッフの柴田早苗さん。

女児は半襟にフリル、袖口にリボンの付いたガ―リースタイルが数年前から登場しているが、同店の主流は花柄や御所車など、豪華でかわいらしい古典的な柄とスタイルだという。

男児は竜やタカなど勇壮な柄が人気。赤い着物に紺の羽織を合わせるなど、色のコーディネートを楽しむのが今年の流行らしい。

着物は写真撮影だけにして、洋服でお参りする家庭も増えているそうだ。

店内にずらりと並ぶ衣装を見ると目移りしがち。柴田さんは「事前に雑誌などを見て、好みの色を決めておくと迷わずに済みます」とアドバイスする。

ウェディングギャラリー 
KISEIマリアージュ

所/太白区長町5-11-30
営/10:00~19:00
料金/着物レンタル、着付け、ヘアメーク、撮影、アルバムが付いたフルプランで、女児3万4560円(税込み)から
休/水曜
問/℡022-308-3132



宮城県写真館協会長
大内 敬造さん

記念撮影

岩沼市の竹駒神社そばにある大内写真館は、大正時代から続く老舗。前撮りは既に始まっているが、予約が立て込むのは毎年10月半ばからという。

3代目で、宮城県写真館協会長の大内敬造さんは「3歳のお子さんにとって、着物を着て写真を撮るのはストレスになる。お昼寝時を避けるなど、機嫌のいい時間帯を選んで予約してください」と話す。

中には、慣れない草履を履いて泣き出す子もいる。「撮影の時だけ草履、あとは靴と、臨機応変に対応するといいですよ」と教えてくれた。

スマートフォンの普及で、今や誰でも簡単に写真が撮れる。だからこそ、写真館でプロが撮る1枚は、きちんと形を残したい。人生の節目を祝う儀式が廃れつつある中で「七五三は正装した家族がそろって写真を撮る、またとない機会。両家のおじいさん、おばあさんにも声を掛けましょう」と大内さんは提案する。

一方で、子どもの記念撮影がメインになり、肝心のお参りをしない家庭もあるとか。大内さんは必ず、「参拝してきましたか? 写真撮ったらお参りしましょうね」と撮影後に声を掛けているという。

大内写真館

所/岩沼市大手町2-20
営/9:00~19:00
休/無休
問/℡0223-22-2042


七五三
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