Feature特集

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街で遊ぼう お楽しみは他にもある。会場内では、手づくりの楽しさを伝えようと、地元で活躍する作家が子ども向けの無料ワークショップを開催。自分だけのオリジナルグッズを作って、思い出に残る休日を過ごそう。


ワークショップでは、この他、「nijiiro(にじいろ)」による羊毛フェルトオーナメント作りも登場する。


「手づくりくらぶ Arabesque」は、東日本大震災後、若林区の卸町5丁目公園仮設住宅で生まれた手作りサークル。仙台市内外の被災地から入居した女性たちが、生きがいと収入源を生み出そうと立ち上げた。「アラベスクは、絡み合い途切れることなくつながる唐草模様を意味します」と代表の斎藤志津子さん。「震災後に出会った多くのご縁が長く続き、広がっていくことを願って名付けました」

主に唐草模様の布を使った、がま口バッグや小銭入れなどを制作。メンバーがそれぞれ生活を再建した現在も、拠点を移し新たな形で活動している。 

ワークショップでは針や糸を使わず、子どもでも簡単にできるバッグを作る。学校用のサブバッグにぴったり。

オリジナルキーホルダーやストラップ、缶バッジなどの制作、パーツ販売を行う「北の工房街MINT」。

代表の阿部秀一さんは、もともと宮城野区で携帯電話やデジタルカメラの本体にプリントを施す会社を営んでいたが、震災の津波で工場ごと流失。再建もままならず知人の紹介でさまざまな仕事をするうち、北海道の工房と縁ができ、事業を引き継ぐことになったそう。「一生ものづくりをしていきたいと思っていた。即決でした」と阿部さん。

最近は休日を利用してイベントに参加し、ワークショップを開く。「子どもたちが、自分で何かを作る面白さを知るきっかけになれば」と願いを話す。「世界に一つだけの缶バッジを、宝物にしてもらえるとうれしいですね」

瓶の中で幻想的に揺らめく花に、目を奪われる。「Box mioko」の清水海音子(みおこ)さんが作る「植物標本」は、独特の美しさが魅力だ。ドライフラワーにした植物を専用のオイルに漬け込んだもので、「ハーバリウム」とも呼ばれる。薄い花弁や葉が透けて見え、空気に触れないため色あせないという。

デザイン会社に勤める両親の影響で「子どもの頃からきれいな形や色が好きだった」と話す清水さん。ビーズ編みのミサンガや、レジン(液体樹脂)のピアスなどを高校時代から作り、現在は雑貨・アクセサリー作家として活躍。センスとアイデアを生かしたオリジナリティーあふれる作品を生み出す。当日は、木と淡水パールを組み合わせたブローチも販売する。




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