Feature特集

芭蕉の湯の女湯の銭湯絵

2018.02.08号掲載

車でふら〜っと
温泉&ラーメン

立春を過ぎたとはいえ、厳しい寒さが続いています。あったか~い温泉に浸かり、アツアツのラーメンを食べたら、体の芯からぽっかぽかになれそう。そんなプチドライブに出掛けませんか。海コースと山コース、あなたはどちらがお好み?(よ)
※価格は商品(1点)の総額(本体価格+消費税)

【海コース】


芭蕉の湯  銭湯絵が名物

まずは海コースの松島町方面へ。昨秋リニューアルオープンした日帰り天然温泉施設「芭蕉の湯」に、朝一で乗り込んだ。


ガラス張りの浴場内に朝の光が差し込む。源泉100%、無色透明の湯はさらさらして肌に心地よい。

ここの名物は、壁の上部2面に描かれた銭湯絵。国内に数人しかいない銭湯ペンキ絵師の田中みずきさんが、五大堂や仁王島など日本三景・松島の景観を柔らかなタッチで表現した。空と海の明るい色調を眺めながら湯に浸かっていると、ほのぼのとした気持ちになる。


芭蕉の湯のコンセプトは「温泉銭湯」。施設を経営するBITキャピタルパートナーズ社長の飯川則夫さん(50)は「銭湯は人が集まる社交場。観光客だけでなく、地元仙塩地区の皆さんに利用していただき、くつろいでほしい」と話す。

ショップでは、宮城県ゆかりのアーティストの雑貨を展示販売し、演劇や音楽イベントの開催も計画中だ。飯川さんは「文化・芸術の発信にも力を入れていきたい」と意欲を燃やしている。

芭蕉の湯で提供している松島海鮮定食(1080円)。アナゴや季節野菜の天ぷら、刺し身がセットになっている



えんまん亭  満載!海の幸

温泉で体が温まったら次はラーメン! 30分ほど車を走らせ、隣の東松島市野蒜にある食堂「えんまん亭」に着いた。


お目当ては「海の幸ラーメン」(1700円)。名前の通り、毛ガニ1杯、ズワイガニの足、殻付きホタテ、エビ、アサリと、丼の中は海の幸満載! 麺が見えない。


「何から食べよう」と迷っていると、店主の遠藤惣之助さん(77)がカニを割ってカニ味噌を取り出してくれた。スープに混ぜると、鶏ガラのうま味と溶け合い、甘みとこくが増した。麺を食べ終え、ほぐしたカニの身にスープをかけて食べる。これまた絶品。

新鮮な魚介は矢本の鮮魚店から仕入れている。地元客からは、季節限定のカキラーメンやアサリラーメンが人気という。

遠藤さんは東日本大震災の津波で自宅兼店舗を流された。仮設店舗を経て2014年10月に、貞山運河そばの現在地に店を再建した。「今は全国からお客さんが来てくださる。元気なうちは頑張りたい」と妻キヨさん(75)とともに笑顔でお客をもてなしている。

新鮮な魚介が盛りだくさんの海の幸ラーメン

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