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2018.05.17号掲載

自転車に乗りたい

「うちの子、まだ自転車に乗れないの…」。マンションの駐輪台数不足や車の往来を理由に、自転車に乗る練習ができずにいる子は少なくないのでは。きっかけがないまま小学3年生になったミクちゃんと尚君が、宮城県自転車軽自動車商業協同組合のお2人に手ほどきを受けました。

前を見てバランスを取る
叱らず練習を続けよう

教えてくれたのは、組合理事長の山口哲男さんと事務局長の佐々木一彦さん。最近は自転車の乗り入れを禁止する公園もあるので、練習は広瀬川沿いの遊歩道で行いました。
最初にサドルの高さを調整。「ブレーキは左、右の順にかけるんだよ」と自転車の基本操作(表参照)を習い、ペダルを外して練習開始です。

ステップ1 
押して歩く
自転車の左側に立って押して歩き、ブレーキをかけて止まる。「1、2、3、4、はい、ブレーキ!」
「下を見ず、前を見て歩いて」。つい地面を見てしまいがちな尚君に、山口さんが声を掛けます。顔を上げて前を見ることは、自転車に乗るための大切なポイントです。

ステップ2
 
足で進む
自転車にまたがり、ステップ1の要領で今度は足で歩くように進み、ブレーキをかけて止まる。足で止める癖がついていたら、ブレーキで止まるよう体になじませます。

ステップ3 
足で蹴って進む
「1、2、3」の掛け声に合わせて「右、左、両足」の順に地面を蹴り、ブレーキで止まる。徐々に前に進む距離を伸ばし、自転車にまたがってバランスを取る感覚を身に付けます。
地面を足で蹴って進む幼児用自転車「ストライダー」に乗っていたミクちゃんはお手の物です。

ステップ4 
ペダルを付け、
足で蹴って進む

今度は両足で「1、2、3、4、5~!」と地面を蹴り、できるだけ前に進む距離を伸ばしていきます。

ステップ5 
ペダルに足をのせる
ステップ4の動作の最後に、ペダルに足をのせるだけ。後ろから少し支えてもらい、これもクリアしました!

ステップ6 
ペダルをこぐ
あとはペダルにのせた片足を踏み込むだけ。ゴール目前でしたが、取材当日の気温は26度。子どもたちに疲れが見えたため練習を切り上げ、2人は自宅で練習に励むことに。

山口さんからは「自転車に乗るのは宙に浮いているような感覚。初めのうちは乗れなくて当たり前です。親が叱ると練習が嫌になってしまうので気を付けてくださいね」とアドバイスをもらいました。

◇  ◇  ◇

1週間後、ミクちゃんのママから「乗れるようになりました!」とうれしい知らせが届きました。

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