防災減災の優れもの2


2月23日(木)掲載
東日本大震災の経験・教訓やこれからの防災について考える「仙台防災未来フォーラム2017」が、3月12日(日)に開かれる。会場の仙台国際センター展示棟には、企業などが手掛ける防災・減災の最先端のツールやお役立ちアイテムも登場する。そこで、気になるあれこれをひと足早くご紹介。もっと知りたくなったらぜひ会場へ!(あ)
※価格は商品(1点)の総額(本体価格+消費税)
※当日、展示ブースでの商品販売は行わない
「防災グッズは見えないところに置きたい」。そんな思いを覆すのが「THE SECOND AID」(9504円)。A4サイズのコンパクトな箱は、おしゃれでシンプルなデザイン。リビングの書棚やテレビ台にもよく似合う。

開発したのは、機械部品・設備販売の高進商事(宮城野区)。社長の小田原宗弘さんは「しまい込んだ備蓄品の在りかを、お母さんしか知らない家庭が多いと感じたことが、きっかけでした」と話す。東京都の防災ブック「東京防災」などで知られるデザイン事務所NOSIGNER(ノザイナー、神奈川県)の協力を得て、目に付きやすく、インテリアになじむデザインに。2014年夏のデビューから、すでに約1万セットを販売した。

内容は、飲料水、非常食、アルミ製ブランケット、トイレキット、ろうそくとマッチなど「東日本大震災の経験を生かして厳選した」(小田原さん)15点。非常食は、アレルギーの心配が少なく高齢者や小さい子どもも食べられて、腹持ちのいい「サツマイモの甘煮」。「泥で汚れた体を洗いたかった」という声から「無菌濡れタオル」も収めた。災害時に生き延びる知恵や情報が満載の自信作「災害があったらすぐに読む本」も好評だそう。
外箱の中は「FOODS」と「GOODS」の箱に分かれていて、「FOODS」は別売り(3780円)も販売。家族の人数分そろえることができる
悪天候による立ち往生、渋滞、事故などに備える車用防災セット「CAR EMERGENCY BOX(カーエマージェンシーボックス)」(5400円)も好評。B5サイズとコンパクトなのがうれしい
測量用の飛行機で撮影した空中写真から、国土の詳細な地図を作っているのが国土地理院。スマホの地図アプリやカーナビ、学校で使う地図帳などのさまざまな地図も、国土地理院の地図がベースとなっている。

フォーラムでは、地図データを基に3Dプリンターで作製した東北の活火山の3D模型に、空中写真や地形図などを投影するプロジェクションマッピングを実施する。

山の稜線や斜面の様子、カルデラのくぼみなどがよりリアルに感じられるのは、3D模型ならでは。投影する映像で特に興味深いのは、過去の噴火情報を色分けして示す「火山土地条件図」。溶岩流が噴出した時期や範囲、堆積物によって作られた地形、地滑りした箇所などが、立体的に一目で分かる。

国土地理院東北地方測量部の小林勝博さんは、「過去のデータを基に、噴火が発生したときの被災状況を予測することで、自治体の避難計画策定などの参考となります」と話す。

国土地理院は、災害が起きるとすぐに空中写真の撮影や測量を行い、被災状況の把握や救命活動に必要な情報を自治体等へ提供している。将来、災害発生時に3D模型が活用される場面が見られる、かもしれない。

フォーラムでどの山の3D模型を展示するかは未定とのこと。当日をお楽しみに。
@3Dプリンターで作製した樹脂製の磐梯山の模型にA標高地形図、B航空写真、C火山土地条件図をそれぞれ投影(プロジェクションマッピング)



2面につづく)

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