Sportsスポーツ

2017.10.05号掲載

VEGALTA SENDAI

ベガルタ仙台

スタジアムDJ大坂ともおが選手と対談 場外フリーキック

スタジアムDJ 大坂ともおが選手と対談 場外フリーキック

今回のお相手

MF

古林 将太 選手

湘南で培った強み

ともお 名古屋グランパスから期限付き移籍して、仙台での生活は?
古林 家族で仙台うみの杜水族館に行きました。アンパンマンミュージアムにも行って「やたらでかいやつがいる」と思ったら、ダン(シュミット・ダニエル選手)でした(笑)。
ともお 現J2湘南や名古屋時代、仙台はどんな相手だったの。
古林 一致団結してみんなで戦ってくる厄介な印象でした。仙台の応援もすごくいいですね。乗れる感じで心強い。
ともお 古林選手の球際で体を張るプレーが好きだな。
古林 球際や、最後まで頑張るっていうのはジュニアユース時代から曺さん(曺貴裁湘南監督)に言われてきました。自分の強みになっているのはありがたいです。

 

こばやし・しょうた 背番号29
1991年5月11日生まれ
神奈川県出身 174cm/71kg

代表入りを目標に

ともお プロはいつから意識したの。
古林 湘南ジュニアユースやユースのころからかな。それから世代別代表にも選ばれて仙台カップ(国際ユースサッカー大会)にも2回出たりしたので。
ともお 湘南生え抜きで名古屋に行くのは、大変な決断だったよね。
古林 相当悩みました。最終的に「チャレンジしよう」と決めました。
ともお 仙台に来るとき、名古屋の佐藤寿人選手からアドバイスは?
古林 「いいチームだよ」と言ってもらいました。僕がなかなか試合に絡めない歯がゆい状況を分かってくれていて、「絶対に行った方がいいよ」とも言われました。
ともお そういう決断を経て、メンタルは強くなったんじゃないかな。
古林 移籍や環境の変化で、順応力は付きましたね。風貌的に「最初は話し掛けづらい」とも言われますが(笑)
ともお もう3年くらいいるような感じですごく順応しているよね。
古林 それは言い過ぎ(笑)。でも試合に出られるのは、すごく楽しい。
ともお 将来像は?
古林 常に100%の力を出し、1つでも多く勝ってチームに貢献したい。サッカー選手としてやっているからには、代表入りも目標です。代表は行くだけでプレースタイルが変わりますからね。

(9月14日対談)

諦めない「走り」に注目を!


聞き手/おおさか・ともお

1970年6月19日生まれ。仙台市出身。ラジオパーソナリティーとして数々の番組DJを担当。現在Jリーグベガルタ仙台のスタジアムDJとして毎試合ホームゲームで、「GOAL!」の雄たけびを上げている。


ちょっとハーフタイム 飯尾篤史

大一番 総合力で乗り切れ

大卒ルーキーのDF永戸勝也が開幕スタメンをつかみ取り、高卒3年目のFW西村拓真が出場機会を大きく増やし、計算できる戦力になった。さらに高卒2年目のDF椎橋慧也もここに来て先発出場を続けるなど、今季はチームに新風が吹き込まれている。
だが、上位争いを続けるC大阪を4−1で破った9月23日の27節に存在の大きさを改めて知らしめたのは、2人のベテラン選手たちだった。
チーム最古参となる35歳の梁勇基と、チーム最年長となる36歳の野沢拓也。
システム変更に伴い、サイドハーフではなくシャドーの位置でプレーする梁は、FWの西村とは異なり、気の利いたポジショニングで1トップをサポートし、相手の嫌なところに配球するなど、老練なプレーが光る。
3点目となる椎橋のゴールを導くふわりと浮かせたクロスは、まさに梁の真骨頂。視野の広さ、冷静な判断、正確なキックが掛け合わされて生まれたアシストだった。
野沢も慣れ親しんだ2列目ではなく、1トップに入ることが多いが、不慣れなポジションを持ち前の攻撃センスで自分色に染めている。C大阪戦ではボールをキープしてゲームを落ち着かせ、ダメ押しゴールを奪ってみせた。試合の流れを読む力、的確なポジショニング、シュートのうまさによって決まったゴール。経験者のなせるわざだ。
そこで、10月4日と8日の川崎とのルヴァン杯準決勝である。ベガルタがカップ戦のベスト4に残るのは、2009年の天皇杯以来2度目のことだ。締め切りの都合上、第1戦の結果がどうなっているのか分からないが、若手とベテランがかみ合う今こそ、歴史を塗り替えるのに最高のタイミングだろう。
キャプテンの富田晋伍が負傷離脱し、今夏に加入してすぐにチームにフィットした野津田岳人も規定によって出場できないが(清水ですでに4試合に出場しているため)、総合力でこの大一番を乗り越えたい。
準々決勝であの常勝軍団・鹿島を退けた今のベガルタに不可能なミッションはないはずだ。

いいお・あつし

『週刊サッカーダイジェスト』記者を経て2012年からフリーランスに転身。専門誌時代には日本代表、仙台、G大阪、FC東京などの担当を歴任し、南アフリカW杯やカタールアジア杯などを取材。昨夏にはブラジルW杯も取材。サッカー専門誌やスポーツ総合誌、ウェブメディアなどに寄稿する。近著に『残心 Jリーガー中村憲剛の挑戦と挫折の1700日』(講談社)がある。