Sportsスポーツ

2017.11.02号掲載

VEGALTA SENDAI

ベガルタ仙台

スタジアムDJ大坂ともおが選手と対談 場外フリーキック

スタジアムDJ 大坂ともおが選手と対談 場外フリーキック

今回のお相手

MF

野津田 岳人 選手

好きな犬飼いたい

ともお 清水エスパルスに期限付き移籍中で、8月に今度は仙台に期限付き移籍してチームにはなじめたかな。
野津田 そうですね。みんな優しいし、気さくに話し掛けてくれます。先輩ではナオ君(石原直樹選手)、若手では藤村慶太君と仲がいいです。あとタマ君(三田啓貴選手)は家にも招待してくれて、よく遊んでいます。
ともお 仙台は満喫している?
野津田 観光地には行っていないけれど、おいしい食べ物はいろいろと食べています。牛たんはもちろん、何でもおいしい印象です。
ともお 今は1人暮らしなの?
野津田 そうです。犬が大好きで飼いたいんですよね。1人で飼うのはなかなか大変だから、飼える環境になるといいですね。

 

のつだ・がくと 背番号16
1994年6月6日生まれ
広島県出身 176㎝/71㎏

上を目指す意欲も

ともお 憧れの選手はいるの?
野津田 名古屋グランパスの佐藤寿人さん。サンフレッチェ広島で一緒にプレーしていた時のチームの顔。性格もとても良く、誰からも愛される選手ですから。
ともお 野津田選手も早くもベガルタの中心選手になっているよ。
野津田 自分としてはもっと貢献したいという思いです。大事なところで得点してチームを助けられる選手になりたい。清水では思うようなプレーができなかったけれど、仙台のシステムは自分に合っていると思います。たくさん試合に出させてもらって、今はとても楽しいです。
ともお 選手として成長を感じているかな。
野津田 自信が持てるようになり、日本代表入りとか上を目指したいと考えられるようにもなってきました。このチームのおかげです。サポーターの存在の大きさを肌で感じるし、常に試合に出て活躍したいという欲も出てきました。
ともお そんなサポーターへ一言。
野津田 熱い声援に、共に戦ってくれていると感じます。悔しい思いをさせた試合もあるけれど、その思いを忘れさせるように残りの試合を全勝するつもりでいるので、一緒に戦ってください。

(10月18日対談)

残り試合で「3」ゴールを目指します!


聞き手/おおさか・ともお

1970年6月19日生まれ。仙台市出身。ラジオパーソナリティーとして数々の番組DJを担当。現在Jリーグベガルタ仙台のスタジアムDJとして毎試合ホームゲームで、「GOAL!」の雄たけびを上げている。


ちょっとハーフタイム 飯尾篤史

己に厳しい目を向け成長を

ルヴァン杯準決勝第1戦、第2戦、J1第29節と、奇しくも3連戦となった川崎との決戦は、ベガルタの実力を図る格好の試金石だった。
J1で優勝争いをしている川崎から3試合で6ゴールを奪い、ルヴァン杯では先勝した。
あと一歩のところで決勝進出を逃し、リーグ戦でも勝てるゲームを落とした。
そのどちらもベガルタの今を正確に表している。川崎を追い詰めるほどの力を身に付けた一方で、埋めきれない差がまだ存在している。
とりわけ残念だったのは、リーグ戦での敗戦だ。1人多い状況で2対0とリードしながら、ゲーム終盤にひっくり返された。
試合後の取材エリアでは「3点目を狙うのか、守るのかはっきりしなかった」といった声が聞かれた。サッカーに正解はないが、あえて正解を示すなら、「どちらか」ではなく、「どちらも」だろう。川崎の攻撃を防いだ上でカウンターを繰り出し、相手に脅威を感じさせる。前掛かりとなった相手の背後を突き、反撃の勢いをそぐ。
堅守速攻はベガルタのDNAであり、真骨頂。最も必要とする場面で繰り出せなかったのは痛恨だった。
「経験が足りない」という声も聞かれたが、「経験不足」で片付けてはならない。3失点はいずれもミドルシュートをたたき込まれたもの。エウシーニョや小林悠がシュートを放つ瞬間、身体を寄せたり、シュートコースを消したりすることができなかった。これは経験の問題ではなく、意識の問題だろう。
ベガルタの未来を考えれば、この3連戦は大きな分岐点になる。「惜しかった」「良くやった」で済ますか、己に厳しい目を向けられるか。川崎もこうしたミスや敗戦を繰り返しながら、「強豪」と呼ばれるまでに成長を遂げてきた。失敗は反省のもとであるならば、ベガルタの「伸びしろ」は大いにあるはずだ。
ルヴァン杯準決勝第1戦に勝利した自信と、それでも決勝に進めなかった悔しさ、リーグ戦で2点差をひっくり返された反省が、今後の成長の源になる。

いいお・あつし

『週刊サッカーダイジェスト』記者を経て2012年からフリーランスに転身。専門誌時代には日本代表、仙台、G大阪、FC東京などの担当を歴任し、南アフリカW杯やカタールアジア杯などを取材。昨夏にはブラジルW杯も取材。サッカー専門誌やスポーツ総合誌、ウェブメディアなどに寄稿する。近著に『残心 Jリーガー中村憲剛の挑戦と挫折の1700日』(講談社)がある。