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2018.01.18号掲載

センダイガールズプロレスリング

センダイガールズプロレスリング


「現役引退後の人生も見据え、社会で通用する能力を育てたい」という里村明衣子代表の考えの下、あらゆる仕事を手ずから行う「センダイガールズプロレスリング(仙女)」。実は、試合会場の設営作業にも選手たちが参加している。エース・橋本千紘選手が会場準備の裏側について教えてくれた。

フロアにシートを敷いて柱を立て、鉄骨とワイヤーを組んだ上に底板を1枚ずつ並べていく。緩衝材を敷き詰めてマットを重ね、ロープを張る。

リング設営は慣れた選手やスタッフが力を合わせても1時間以上を要する大仕事だ。重量のある選手が出場する日は緩みにくいようにややきつめにするなど、試合によって固定の仕方を調整することもある。

日大レスリング部でキャプテンを務め、アマチュアレスリングも経験している橋本選手は「プロレスのリングはアマレスのマットよりよく弾み、衝撃を吸収してくれますが、柔らか過ぎると試合中に緩んでしまうし、固過ぎるとけがをしてしまいます。同じプロレスでも感触は団体ごとに違いますが、慣れている仙女のリングがやはり一番やりやすいですね」と打ち明ける。

いすを並べて背面に席番号を貼り、フライヤーなどを設置して客席を整えるのも選手たちが率先して行う。「壊れていないか1脚ずついすの安全をチェックし、できるだけ見やすいように間隔を取ります。『この席はよく見えるな』など、席ごとのリングの見え方も気にしています」と言い、取材カメラや客席の状況を把握することで、向きなどを意識して技をかけることがあるそう。「大切にしているのはお客さんの気持ちになって考えること。プロレス以外の仕事もあってこそ学べることがあります」と橋本選手。

デビュー以来、圧倒的な強さのみならず温かな心配りとリングを降りた後のチャーミングな笑顔でもファンを魅了し続けている橋本選手。「今年は『強さ』だけでなく『キュートさ』も出して仙女を自分のカラーに変えていきたい」と誓っていた。

【試合情報】

宮城野区文化センター大会

2月22日㈭18:30開場、19:00試合開始 
会場/宮城野区文化センター
問/仙女事務所 ℡022-395-6945
  (平日10:00~12:00、13:00~18:00)