アーカイブ配信 公開中
—配信中の動画は2022年3月11日にライブ配信したものです—

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震災の記憶を忘れず、その想いと未来への歩みを伝えてゆく「3.11大震災メモリアルトーク」を今年も2022年3月11日(金)に開催しました。

今年も新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、オンライン開催としました。
当日午後7時より実施したライブ配信に加えて、現在は期間限定でアーカイブ配信として視聴できるようにしております。

震災から11年目を迎えた今年のテーマは、「想いをつなぎ、未来について語り合う」。塩釜市出身の声優・山寺宏一さんを司会に、復興支援や伝承活動に携わる、音楽家のかの香織さん、プロレスラーの新崎人生さん、「女川1000年後のいのちを守る会」の鈴木智博さんらがそれぞれの活動と想いについて語りました。

協賛


東日本大震災11年。
想いをつなぎ、未来へ

 東日本大震災の発生から11年が経過しました。昨年は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会や全国豊かな海づくり大会が開催され、東日本大震災から復興した宮城の姿を広く発信することができました。これも、国内外の多くの方々からの御支援と、県民の皆様の御尽力の賜物と感謝しております。
 今年は、県制150周年の節目の年となります。宮城県は誕生から150年という歴史の中で、数々の災害を乗り越えながら歩みを進めてまいりました。私たちには、これらをさらに発展させ、引き継いでいく使命があると考えています。
 県民の皆様一人一人が幸福を実感し、いつまでも安心して暮らせる宮城を目指して取り組んでまいりますので、より一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。
 東日本大震災の発生から11年になります。今年も3月11日を迎えました。「あの日」を改めて思い起こし、鎮魂の祈りをささげるとともに、再生に向けて力を尽くす誓いを新たにしています。
 私たちは被災地に根を張る新聞社として、震災の経験と教訓を伝承していくことが重要な使命と考えています。被災者に寄り添い、被災地の実情を丁寧に伝え続けてまいります。復興の先を見据えた地域の活力創出を後押ししていきます。
 この「3.11大震災メモリアル」と銘打つイベントは、震災の翌年から毎年3月11日の夜に続けてきました。新型コロナ対策などから今回はオンラインによりトーク中心の内容で開催します。デジタルですからどこからでも参加できます。再生を願う思いをつなぐ場となれば幸いです。

トークイベントホスト
声優
山寺 宏一 さん

1961年6月17日生まれ。宮城県塩釜市出身。1985年声優デビュー。アニメ、洋画、ラジオ、ナレーションなど声に関するあらゆるジャンルで活躍中。
3.11大震災直後から、復興支援や募金活動に参画。例年「3.11メモリアルイベント」に出演。

トークゲスト


音楽家
かの香織さん

1991年、ソニーミュージックエンタテインメントよりソロデビュー。東日本大震災で被災し統合・閉校となった校歌を高品質のデジタル音源で100年以上先の未来へ伝えるための「校歌復刻保存プロジェクト」を進行中。これまで県内6校歌をデジタル化。

プロレスラー
新崎人生さん

徳島県出身。1993年、みちのくプロレスでデビュー。お遍路さんのスタイルと、リング内外で言葉を発しないという特異なキャラクターで一躍注目を集める。被災地を巡ってプロレス披露やラーメンを振る舞うなど、復興活動に尽力。現在はコロナ禍で苦しむ中小企業などを支援。

「女川いのちの石碑」
女川1000年後のいのちを守る会 有志

1000年先の命を津波から守ろうという目的で、震災直後に女川一中(現女川中)に入学した生徒たちが石碑の建立を発案。2013年11月に1基目を設置、2021年11月には目標の21基目を設置完了。津波到達地点より高い場所にあり、地震が来たら石碑より高い所へ逃げるようメッセージが記されている。