デスク日誌

学長会見

 「うまく説明するのは難しい」。数学上の未解決問題について聞いたわけでもないのに、そんな答えしか返ってこない。本来なら疑問の余地なく、粛々と処理されるべき問題なのに…。
 山形大が月1、2回開く小山清人学長の定例会見では度々、記者の質問が宙に浮く。8月上旬は大学が職員へのパワハラを理由に、同大xEV飯豊研究センターのセンター長を約1万円の減給処分とした根拠について、質問が相次いだ。
 同大のハラスメントに関する懲戒規程は(1)職場の上下関係に基づく影響力を用いた行為は停職以上(2)被害者の意に反し、繰り返し行った行為は停職、出勤停止または減給−と定める。大学は今回、(1)でなく(2)を適用し、減給の中でも最も軽い1日分給与半減とした。
 (1)を適用しない理由を問われると、「パワハラという言葉に上下関係が含まれるため」と小山学長。意味不明な回答に記者たちが困惑していても、「うまく説明するのは難しい」で終わってしまう。まさに記者泣かせのお手本である。
 会見の様子は河北新報オンラインニュースから動画でご覧いただけます。興味のある方はぜひ。(山形総局長 昆野勝栄)


2018年08月26日日曜日


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