デスク日誌

感動 金農

 夏の甲子園で金足農が秋田県勢として1世紀ぶりの準優勝に輝いた。もともと高校野球熱が高い秋田が、沸きに沸いた。「金農ハンパねえ!!」「最高!!」…。JR秋田駅の改札口前に設けられた応援ボードは書き込みで埋め尽くされた。
 一つ一つのメッセージが心に響く。朝から夜中まで、通り掛かった人の多くが立ち止まってボードに見入り、写真に収めていく。
 決勝戦翌日にナインが秋田に戻り熱烈な出迎えを受けてから3日たった25日夕、秋田駅からJR奥羽線に乗って追分駅に向かった。金足農の最寄り駅だ。
 駅前にある商店の2枚並びのガラス戸に、準優勝をたたえる大きな張り紙があった。縦書きで右側の戸には朱色で「感動」、左側にはスクールカラーの紫色で「金農」と書かれていた。
 筆で手書きした1文字60センチ四方もある大文字だ。金農ナインの獅子奮迅の活躍がどれほど地元を勇気づけたかが伝わってきた。
 地域に根差し愛されている学校だと改めて感じた。全国の頂点に迫った感慨と学校を包み込む温かなまなざしへのうれしさが入り交じり、幸せをお裾分けしてもらった気分になった。
(秋田総局長 松田博英)


2018年08月29日水曜日


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