デスク日誌

温まる紙面

 腹立たしい事件や物騒な事故が多すぎる。せっかく爽やかに目覚めたと思ったら、飛び込んでくる朝刊の見出しに「嫌な世の中だねえ」とつぶやく方も多いだろう。日が短く、寒さが厳しくなるほどに気持ちまで、めいりがちになる。
 師走である。世間はどこも忙しい。新聞は社会を映し出す鏡だけあって社内でも、どの記者も気ぜわしく動き回っている。体調を崩さないようにしてほしい。
 この季節、記者たちが忙しくなるのには、理由がある。年末年始の特集記事、各面での正月企画の取材や執筆、編集などの作業が最盛期を迎えるからだ。
 どんな特集、どんな企画を用意しているのかは当日の紙面を開くまで、もうしばらくお待ちいただこう。ただ、自分としては、読む人の胸に明るく灯がともるような記事を届けたいと考えている。
 「冬来たりなば春遠からじ」と、英国の詩人は歌った。冬至はもうすぐ。それを過ぎれば一陽来復だ。クリスマスに新年と、心躍る行事がめじろ押しである。体は冷たく凍えていても、読み進めるうちに心がじんわり温まっていく紙面を作りたい。
(報道部次長 菅ノ又治郎)


2018年12月06日木曜日


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