デスク日誌

ラプソディ

 定禅寺ストリートジャズフェスティバルで毎年、欠かさず見るバンドがある。山形県庄内地方を拠点に活動している「うまかBOW」だ。ことしの出し物は、英ロックバンド「クイーン」のコピーだった。
 ぽっちゃり体形のボーカルのしぐさが、本物のフレディ・マーキュリーそっくり。ポーズを取るごとに会場の笑いを誘う。来場者と大合唱し、アンコールの声を何度も受けた。
 クイーンの軌跡を描く映画「ボヘミアン・ラプソディ」が大ヒットしているという。仙台市の映画館に出掛けた。満席だった。隣の中高年女性は途中から泣くわ、せき込むわで忙しい。天才、同性愛、派手な生活の裏に潜む孤独。45歳で世を去ったフレディの人生と、曲の歌詞が重なり、こちらの目頭も熱くなった。
 曲を知らない若者も足を運び、既に社会現象になっている。普段、洋楽に全く関心を示さない家人が映画を観賞後、家でサントラ盤を聴いているのだから、ブームは本物である。
 「伝説のチャンピオン」を車の中でかけた。1人だったので、フレディと一緒に大声で歌った。キーが外れた。でも元気が出た。
(報道部長代理 山野公寛)


2018年12月13日木曜日


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