デスク日誌

埋まらぬ格差

 政治、経済面の記事に合わせて配信される写真の多くは記者会見するおじさん、またはその2ショットや集合写真。記事の登場人物が男性ばかりだからだ。
 翻って国際面。EU離脱を巡り窮地のテリーザ・メイ英首相や、今期限りの引退を表明したアンゲラ・メルケル独首相が連日登場、さらにメルケル氏の後継となる党首も女性だ。
 女王や女帝が君臨してきたお国柄のせい? いやいや韓国には大統領がいたし、ニュージーランド首相は出産して産休も取った。
 国のトップでなくても、ニッキー・ヘイリー米国連大使は国際社会に自国の立場を主張。彼女の後任も女性だ。米大統領報道官サラ・サンダース氏や、中国外務省の華春瑩(かしゅんえい)副報道局長は記者会見でおなじみ。北朝鮮の崔善姫(チェソンヒ)外務次官は対米交渉で動向が注目される。対外的な発信の場にいるだけで印象が強い。
 世界経済フォーラムの男女格差報告で、日本は今年もG7でどんけつ。河野太郎外相は9月、各国の女性外相らが集った会議に招かれ、安倍政権の女性活躍社会実現に向けた取り組みを紹介したという。ブラックジョークだろうか。
(整理部次長 阿久津康子)


2018年12月25日火曜日


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