デスク日誌

ド迫力の攻防

 あと4日に迫った。東日本大震災で被災した釜石市の鵜(うの)住居(すまい)復興スタジアムで25日、ラグビーワールドカップの試合(フィジー対ウルグアイ)が行われる。
 ラグビーは15人が協力してボールを抱えて走り、パスとキックでトライを狙うスポーツ。力持ちの選手もいれば、すばしっこい選手もいる。大相撲の力士の破壊力と短距離ランナーのスピードが同時に味わえるようなもの。
 フォワードとバックスの区別はあるが、全員で守り全員で攻める。ルールを知らなくとも、重量感とスピード感に興奮してしまう。
 観客席からの応援は、サッカーや野球よりずっと静か。スーパープレーがあると、選手をたたえるどよめきが意外なほどスタジアムの中に響く。
 復興スタジアムは全国12の試合会場の中で、最もこぢんまりとしている。そこで体重100キロを超える選手たちが全力で走ってぶつかり合えば、迫力はいよいよ増すばかり。
 「試合前の儀式(ウォークライ)も楽しみ」と取材に行く同僚の記者。津波被災地の小さなスタジアムは、他のどこよりも熱気に包まれるかもしれない。
(写真部次長 及川圭一)


2019年09月21日土曜日


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