デスク日誌

無投票続き

 紙面掲載が必須な記事に首長選の結果がある。たとえ3行の短信でも、その背後は奥深い。山形県で本年度は10月末までに5町長選があったが、意識したのは投開票日よりも告示日。無風予想が多く、告示日夕方に無投票当選が決まったのが4選挙を占めた。
 唯一選挙戦だった小国町長選など四つを担当した米沢支局の若手K記者。「無投票続きで多選も多いなぁ、と。人口が少ないから人材も少ないのか…」と何だか物足りなさそうだ。
 10月の飯豊町長選前には課題を記事にまとめた。「選挙戦は町民にとって町政を知る好機なのに」。いつか論戦に立ち会う日を思い静かに腕まくり、らしい。
 県内は今月も首長選があり、天童市は22日に現職が無投票4選。24日告示の朝日町も無投票の公算大だ。県選管の年間日程表の前回(4年前)欄を見れば「無投票」が大半で驚く。政治手腕への信頼か、地域活力の低下か。今は新型コロナウイルス禍で「対抗する余力がない」との見方もある。
 そんな中、来年1月の知事選は12年ぶりの選挙戦が確実。政治家任せではなく、未来づくりに参画する貴重な機会となるはずだ。
(山形総局 松田佐世子)


2020年11月24日火曜日


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