河北抄

 炎天下のJR仙台駅前。「献血のご協力をお願いしまーす」と呼び掛ける声が響く。血液型別に不足状況を示すプラカードを掲げて立つのは、宮城県赤十字血液センターの職員だ。
 「1日に1〜2時間だった街頭の呼び掛けを昨年から人数を増やして、午前10時から午後5時まで、交代しながらやっています」と同センターの高嶋和弘事業副部長は説明する。
 その効果もあってか、青葉区のアエルにある「献血ルームアエル20」を訪れた献血者は、6月の1カ月間で2885人と昨年より約200人増えた。
 献血協力者の安定的な確保は、長年の課題だ。県内では最も多い40代が全体の27%であるのに対し、10代はわずか7%。同センターでは、若い世代にターゲットを絞り、高校の授業などを利用して献血セミナーを開催している。
 熱戦が続く全国高校野球大会の宮城代表・仙台育英の野球部員たちも今年、社会貢献の一環として協力を申し出たという。人々の命を救う献血の大切さを若い時代から心に刻んでほしい。


2018年08月10日金曜日


先頭に戻る